代表者ごあいさつ

人生100年時代が到来しました。私が産業保健師として会社で働く人の健康づくりのための仕事に従事していた20年前は、定年は60歳、終身雇用が約束されていました。

あなたは今、どんな毎日を送っていますか？

私の両親は、人生これから！と言う時期にがんで他界しました。父は67歳、母は60歳でした。私は当時、2人の子育てをしながら人生の転機を迎え、そして起業する道を選びました。44歳のとき、多くの方々の応援でコミュニティカフェを開業しました。地域の小さなカフェディアスは、がんなどの病気や障がいに悩む人、子育てや認知症介護に悩む人など、様々な生きづらさを抱えた人たちの交流や対話の場となりました。

その後、新しいご縁から障がいのある方々の支援を行うことになり、相談支援専門員として多くの障がい児・障がい者とそのご家族に接すると共に、障がいのある人もない人も互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指すノーマライゼーションの理念に共感し、この仕事の奥深さを実感しています。

おかげさまで長女も長男も看護師になり、それぞれの人生を歩んでいます。孫も生まれ、私の命の時間はあとどれくらい残っているかはわからないですが、残された時間は誰かの役に立つ仕事、誰かの自己実現を応援すること、そしてそれらを通して自分自身が生きていることの喜びを実感できたらと思っています。

岐南町で新しくスタートしたサロンR相談室が、木もれ陽のさしこむ縁側でホッと一息つけるあなたの居場所になりますように。